注文住宅の場合、見込み客にとって、未来の自分の家を想像する1番の手がかりが施工写真になります。

 

モデルハウスの仕様を豪華にして、見込み客に気に入ってもらったとしても、施工写真が全然イケてなかったらどうでしょう?
モデルハウスは特別で、実際に建てている家はコレか〜と、ガッカリされて、候補から外れてしまうかもしれません。

 

いや、たぶんそうなるでしょう。

 

施工写真ひとつで、何百万円もの利益を逃してしまうことがあるわけです。
つまり、施工写真、めちゃめちゃ大事!

 

ホームページ上で、施工事例のボタンはすごく良くクリックされますし、見込み客の関心が高いのが、数字に出てます。
ほんとに、大事なんです。

 

こんな家に住んでみたいと思わせないと、載せる意味なしと言ってもいいくらい。

 

では、どうすれば、イケてる施工事例が作れるのか。
それを今から解説していきます。

1.まずは、イケてる建物を建てる

なんやねんそれ〜と、怒られちゃいそうですが、大真面目です。

 

私も経験しましたが、なかなか受注が安定しない時期は、そもそも注文住宅を建ててくれるというオーナーさんに巡り会うのさえ難しいです。
なので、幸運にもその機会が訪れた際には、最大限有効活用しなくてはなりません。

 

つまり、次のお客さんを受注するために、多少利益を削ってでも、施工写真映えする家にするという事です。
オーナーさんが、デザインにも拘ってくれる方なら、超ラッキーですが、現実はそんなにはうまいこといきませんよね。

 

「デザインよりも使い勝手を…」
「デザインよりも性能を…」
「デザインにこだわると予算が…」

 

当然、反対意見もバンバン出てくるわけです。
そりゃしゃーないです。
なので、お願いするんです。

 

「うちが負担しますので、〇〇でいきませんか?」
そのかわり、写真たくさん撮らせて下さい。
それと、見学会させて下さいと、合わせてお願い。

 

これを、やるわけです。

 

外観をサイディングではなく、塗壁や焼杉のように高級感があり、オリジナリティのあるものできれば100点満点なのですが、無理な場合は、施工写真は内観だけ掲載すると割り切ってしまった方がいいですね。

 

私はそうしました。
内観だけだとそんなにお金はかかりません。
リビングだけ徹底的にオシャレするのもアリです。

 

そんなオーナーさんもいない場合は、どうするか?

2.自分で建てるか、大幅値引きを条件に親戚に建ててもらうようお願いする

今後、多くの利益を生むための広告費だと思えば安いものです。
家族の希望も叶えながらも、営業的な視点で、どこにお金をかければ映えるかなーということも考えておかないとです。

 

後は、会社のコンセプトに沿った家を建てないと見学会に使いづらくなるので、そこも要注意。
自然素材がコンセプトの一つなのに、大理石や鏡面建具満載の、キラキラしてる高級マンションのような家になったり、あるいは、耐震性を売りにしているのに、どう考えても耐震等級2も取れそうにないプランで建てたり…

 

そのあたりも、ちゃんとしておかないと失敗します。
この手の失敗は、いくつか見てきましたので、あるあるなのかも知れません。お気を付けください!

いよいよ写真撮影。建物が良くても写真が悪いと意味ないです…

建物ができたら、写真撮影です。
写真撮影も超重要。

 

写真の撮り方に自信がある人は自分で。
私はめちゃめちゃ下手なので無理。

 

私と同類の人は、プロか他の写真が上手な人に、ちゃんとお金を払ってたくさん撮ってもらいましょう。
良い写真は、後でいろいろ役に立ちます。

 

施工実績が少ないと思われたら、信用を失いそうだと感じて、ついつい手元の写真をアップしたくなると思いますが、イケテない施工写真を掲載すると、逆に信用を損ねるので、グッと我慢です。



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