聞き慣れないマーケティング用語をベラベラ話す「THEコンサルタント」よりも、同じ同業者で成功した人にコンサルしてもらいたい。

 

そう思う経営者さんは多いと思います。

  • 元住宅営業のトップセールスマンに、住宅営業マンにセールスノウハウを教えてもらう。
  • 行列のできる人気整体院の元先生に、整体院を繁盛させる方法を教えもらう。
  • 顔がやばい
  • 10店舗経営していた美容院オーナーに、美容院の多店舗経営ノウハウを教える。

たしかに、良さそうな気はします。
しかし、本当にそれで、思うような結果を得られるのでしょうか?

 

この記事では、このような同業者コンサルに頼むメリット・デメリットを解説していきます。

同業者コンサルに頼むメリットは何と言っても安心感

なんと言っても安心感ですね。
本当に実力があるかどうかわからない人に、いちいち自分の業界の事を聞かれて答えなければなりません。

 

「この人、うちの業界のこと本当に理解してる?」
「そのやり方、うちの業界では通用しないんじゃない?」
「自分たちの金儲けのことしか考えてないんじゃない?」

 

その点、同業者コンサルは全く違います。
こちらから説明しなくても、業界の事を熟知してくれています。
他業種とは違う、自分たちの業界ならではの慣習や苦労をわかってくれるのが非常に大きいです。

 

また、共通の話題が多いので、自然とコミュニケーションも取りやすく、自分の想いを伝えやすくなるという点もプラスの材料です。
他には、過去に反応の良かった集客チラシなど、成功ノウハウをそっくりそのまま活用できるケースもあるので、これも大きなメリットです。

 

このようにメリットが多いのですが、デメリットも解説しておきます。

必ず知っておくべき同業者コンサルに頼む3つのデメリット

デメリットは大きく3つあります。
この3つのデメリットは、どれも気づきにくいところが非常にやっかいなんです。
頭の片隅でもいいので、覚えておいて下さいね。

同業者コンサルのデメリット① 成功した方法がすでに古い

時代の変化と共に、マーケティング手法は変わっていきます。
近年はそのスピードもどんどん早くなり、数年前に流行った手法があっという間に使えなくなることも。

 

2011年くらいに流行ったSNS MIXI(ミクシー)。
当時は、MIXIを使って、仕事を取る手法も大流行しました。
今は、使えませんよね。

 

別の例をあげます。
変わった名刺を作って、相手に強烈に印象づけて仕事につなげるという手法。
これも、少し前に流行り、私も真似してみたこともあります。

 

しかし、今、どうですか?
名刺を大事に保管して整理したりしていますか?

 

私はしていません。
もらっても捨てはしませんが、名刺入れの箱の中に無造作に重ねているだけです。
気になる人だったら、FACEBOOKやツイッターで探しますね。

 

私と同じようにしている人は多いです。
現在はSNSが名刺代わり。
相手に印象づけたいなら、名刺よりもSNSでアピールしたほうが効果は圧倒的に上ですね。

 

成功体験が強すぎたりすると、この時代の変化についていけません。
悪気はないのでしょうけど、時代遅れとなったやり方を薦めているケースがあります。
もちろん、時代に合わせてアレンジしてブラッシュアップされているなら問題ありません。

 

今でも使える手法なのか、廃れた手法なのか、見極めが大事です。

同業者コンサルのデメリット② 適正が違うため、同じやり方をしても効率が悪い

これもよくあるケースです。
例えば、ブログを活用して大成功している工務店があるとします。
現役で成功している事例なので、先ほどの例のように、時代遅れなはずはありません。

 

「私のやっている手法をそのまま教えますので、一緒にやりませんか?」と、持ちかけられたらどうですか?

 

かなり、心を動かされるのではないでしょうか?

 

実際に再現性のある手法なので、やれば結果が出るのは間違いありません。
しかし、あなたにあっているかは別問題なのです。

 

それが、適正です。
あなたの適正。会社の適正。

 

ブログの例で言うと、

  • SEOを意識した書き方ができる
  • 信頼を得る書き方ができる
  • 行動をうながす書き方ができる
  • 継続してクオリティの高い記事を書き続けることができる
  • ブログのネタになるような知識がある
  • 半年間はブログから集客できなくても大丈夫

少なくとも、上にあげたような条件が必要になってきます。
この条件をクリアするために、ハードルが高いのであれば、他の方法の方があっているかもしれません。

 

たとえば、
・文章は下手だけど、しゃべるのは得意。
・ルックスがいい
・動画編集が得意なスタッフがいる

このような適正があるなら、ブログよりもYOUTUBEをやるべきでしょう。

 

また、早く集客する必要があるなら、広告を使ってみるのもいいかもしれません。
お金を使っても、すぐに回収できれば、それでビジネスは回っていきます。

 

ブログやYOUTUBEと違って、良い悪いの結果がすぐに出ます。
コツコツと地道な作業をするよりも早く結果が欲しいタイプの人なら、学ぶべき手法は、広告運用スキルです。

 

同業者が現役で成功している手法であっても、自分に合うかどうかは別問題です。
これも覚えておいて下さい。

同業者コンサルのデメリット③ 販売者目線が強すぎて、顧客目線になりきれない

もし、あなたが同業者コンサルに依頼する事を考えているなら最大限に注意をはらって下さい。

 

同業者コンサルとあなたの思考はどうしても似てしまいます。
同じ業界に深く染まった人同士が意見を出し合うので、どうしても販売者側の気持ちが入ってしまうわけです。

・このクオリティは他の業者にはマネできない。
・業界で有名な〇〇さんが推薦してくれた。

同業者同士の間では、凄いとわかる事も、ターゲットにはまったく響かないことがよくあります。

・このクオリティは他の業者にはマネできない。
⇒他の業者でもできるんじゃないの?
・業界で有名な〇〇さんが推薦してくれた。
⇒誰それ?

ターゲットの目線から見て、興味を引くものでないとダメなんです。

 

また業界用語を無意識に使ってしまうこともあります。
少し考えないと、ピンとこないような言葉を使ってしまうと、それだけで反応が悪くなります。

 

私の失敗談ですが、工務店に依頼されたランディングページのキャッチコピーに
「着工から完成までの~」
という言葉を使ったのですが、反応はすごぶる悪かったです。

 

「着工」という言葉が業界用語なんですよね。
普段から、あまりにも当たり前に使っているので、それに気づけなかったのです。
「工事が始まってから完成までの~」
と、ターゲットがスッと理解できる言葉で表現するべきでした。

 

ちょっとした言葉の使い方一つで、広告の反応やメルマガの登録率が下がったりします。

 

同業者コンサルに広告運用やライティングを依頼する場合は、顧客目線から離れていないか注意が必要です。

まとめ:結局、同業者コンサルに頼んだほうがいいのか?

同業者コンサルに頼むメリットとデメリットを解説してきました。

 

「結局、同業者コンサルに頼んだほうがいいのか?どっちなの?」
心の声が聞こえてきましたので、私の考えをお伝えします。

 

同業者コンサルに頼むデメリットを3つお伝えしました。

 

①成功した方法がすでに古い
②適正が違うため、同じやり方をしても効率が悪い
③販売者目線が強すぎて、顧客目線になりきれない。

 

この3つのデメリットを克服している同業者コンサルであれば、メリットだけが残るわけですので最高のコンサルタントです。

 

つまり

  • あなたの業界を熟知している
  • 業界ならではの苦労を知っている
  • 共通の話題が多くコミュニケーションがとりやすい
  • 実践的なツールを提供してもらえる。
  • あなたに最適な手法を提案してくれる
  • 顧客目線を常に考えたコンテンツ制作をしてくれる

完璧です。

 

次にオススメなのが、
リサーチ力に長けた「THEコンサルタント」です。
あなたの業界の事をどれだけ丁寧にリサーチしてくれるかで、力量を判断しましょう。

 

一番気をつけなくてはならないのは、
3つの弱点を克服できていない同業者コンサルです。

 

ご参考に!



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